忍者ブログ
徒然なるままに、書き記します。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 今日は、何を書こうかなと思って、いろいろと考えてみました。
 「表現力」などはどうかとも、考えてみたり…

 しかし、今日は、これにしようと思います。

 昨日、家の父、母が、妹が東京に戻って、ま、寂しくなった&来週、仕事帰りに私の家に
寄ってみる(私がいないときだが)という電話があったことから、ちょっと思いだし…

 「私が、大学院に入学を決めた理由。」

 思い出せば、大学3年の終わり頃。12月か1月くらい?
 附属の教育実習なども一度経験し、
 さらに、バブルの崩壊を迎えていた1990年代初頭。

 高校の先生になろうか?
 って、考え始めました。

 中学校の時の夢は高校の先生でしたし…
 ま、大学も東京学芸大学(以下、学芸大学)なので、そりゃ、そっち方面も良い。
 大学生の時(学部生)も、結局、塾の講師など、そっちばかり結果やっていたし。

 なにせ、兄がカルビーに勤めてしまったので、
一人くらいは、岩手に帰るべきか?

 帰って、収入面からも仕事の内容の面からも考えると
 公務員?その中の教員?あとは、せいぜい、銀行員くらいか?
 ま、最も、近いのは、やはり教員か?
 不景気の波もあるし…

 しかし、正直、大学に入るときは、教員養成課程を目指したわけでもなく、
東京に行きたいという理由が先立って、国立大学なら良いだろうくらいの理由で
受けた大学だが。
(本当は、高校の時にどうなりたかったというのは、いずれ、しっかり書きたいとして…)

 教員養成課程にいる私としては、選択肢としてもっとも近かったのは、教員でした。

 さて、それを家族に話したわけです。

 「岩手に帰ってきて、教員になりたい。」

 それをきいた父は、喜ぶかと思いきや意外なことを言い出しました。

 そのつもりがあるなら、大学院に行け。
 仮に、今の状態で帰ってきても、岩大を出たやつらの下について、
一生懸命、勉強して、学芸大学には行ってたおまえは、むしろ、嫌な思いをするだけ。
 それを解消するには、人より一歩上になってから帰ってこい。
 大学出だけでは駄目だ。
 そのために、大学院を卒業してこい…
 県職員である父の言葉は、当時は、そんなものか?って、感じでしたが、
根が素直で、基本的にボンボン育ちの私は、素直に受け取りました。

 大学に入った頃は、自分の中学校の先生が学芸大の大学院出身だったり
したこともあり、大学院って、イメージがなかったわけではない。

 しかし、入学当時は、バブル絶世期。
 わざわざ、大学院に入ってどうすんのよ…って、感じの時代でした。

 あまり、意識して入った大学でもなし、本当にどこに興味があるかも分からず、
だったら、授業にちゃんと出て、自分の興味があるものでも見つけるか
って、いう人間でしたので、大学の授業だけは、まじめに受けておりました。
 おかげで、成績も周りの男子学生よりは、ずっと良いわけですが…

 しかし、
 特段、何かに秀でた学生でもなく。

 たった一つは…
 でも、周りの先生たちには、恵まれていたことくらい…

 大学院を受けようかな…ってことを、そのときすぐに先生方に相談をすることが簡単にできました。
 全然、何ら準備してもない失礼な私が…
 自分の心の準備だって、今にして思えば、どうだったか?

 私の担当教官は、「福永 礼治」先生(現専修大学法学部教授)。
(私の所属は、法学政治学教室所属でした。)
 相談すると、
 そうだね、高校の教員にも修士くらいは必要かもね…
 良いことだと思うよ…と、言われました。
 しかし、来たばかりで、あまり、制度的に詳しくはないので…とも、言われたような…
 決して、私の大学院に入ることに否定的な話はありませんでした。

 学部生時代も院生時代もこんな私をいつも優しく見守ってくれた、「角替 晃」先生(死去)に相談に行くと
 大学院のテスト問題は、図書館にあるとか…
 そこに行けば、大学院のだいたいのテストの傾向がわかるとか教えらてくださいました。
 試験は大丈夫かと不安だらけの私の背中をぽんと押してもらったという感じです。

 無論、この時点で、勉強が足りないのは分かっており、
 その点は、相談した皆の先生にも、言われたことでした。

 「福永」先生には、とにかく、テストは論述。
 これが、書けないとどうにもならない。
 そのためには、どう勉強すれば良いかも教えてもらいました。

 途中、「福永」先生が病気で入院され、愕然としましたが、
その後、変わって、「服部(清水) 篤美」先生(現東海大学法科大学院教授)が支えてく
ださりました。

 「角替」先生は、夏休みに、数人を誘って、野尻湖の合宿所で、合宿を企画して
くださったり、本当にお世話になりました。
 いつも、優柔不断な私が、心が折れそうなとき、何かに声を掛けて下さいました。

 試験は、教育学、法律学、そして、英語。
 21歳にして、また、英語の勉強か…しかも、法律関連の英語。

 当時、「服部」先生のアメリカの民法関係、代理母の原文による勉強。
 「角替」先生のアメリカ合衆国憲法の原書。
 
 毎日、頭が痛くなりながらの4年生の春・夏を過ごしました。
 みんな、大学に来なくなった時期に、必死に大学に通いました。
 阿佐ヶ谷から小金井まで。
 でも、皆、頑張れって…優しく見守ってくれました。
 本当に、勉強しました。それに比べれば、その後の教員採用試験なんて…くらい。

 そして、何とか、先生方の好意で、大学院の試験にすれすれで合格し、無事に現役で院生になることが
できたわけです。
 
 何を考えても、皆様に支えられて、院生になれたことを感謝しなければならないと思います。

 試験自体あまりに、準備をしっかりしていなかったので、落ちることも覚悟しないとって感じでしたから…

 さて、「角替」先生が、亡くなった話を、このブログに書きました。
 あとあと、先生の教え子さんから問い合わせのメッセージを頂きました。

 亡くなったとき、「服部」先生から、葬儀の案内をいただけました。
 仕事があって、いくことが出来ませんでした。
 いつか、お墓参りにいこう、いこうと思って、だらだらと今。後悔後に経たずです。
 
 「服部」先生は、震災の後、大学の全国同窓会会長を紹介していただき、対談。
ネット、さらに、それが同窓会誌に載ることになりました。

 いずれ、ちゃんと整理して、自分が学芸大学に入ったこととか、
大学院のこととか、無論、学部のころの話とか、教員になっての話とか
ちょっとでも、書いていきたいなぁ…って、思うようになりました。

 特にも、いつか、高校3年生の1年は、ダイナミックに書きたいな…って、
考え、20年以上。書けてない…
 書いて残すことって、大事だな…って、ずっと思いながら、この年となりました。
 
 昨日、電話をもらったことを今日の交通安全教室のとき、思い出して、今日はこれを
書いてみようと思いました。頭で、文構想を考えました。雲一つない晴天の下。

 最後に、父、母。本当に迷惑をおかけしましたし、父のあのアドバイスがなければ、きっと、
大学院に入ろうとも思わなかったでしょう。
 多分、もし、入っていなければ、言われたとおり、つねに、仕事に愚痴だらけの人生となって
いたでしょう。
 今、こうやって、いろいろなところで、生意気な口がたたけるのも、あのアドバイスを素直に
聞いていたからです。

 それでも、まだ、独り身で、未だ、そればかりは心配の種として、本当に申し訳なく、思っています。

 書いていたら、ちょっとうるうるきちゃいそうだよ…

 本当に、周りの人に恵まれてきたから、これからもっと自分の周りの人を大事にしていかないとなぁ…
それを正直に思います。
 今日は、長くなりました、明日への続く…とはせず、全部載せました。

 うまく、書けているだろうか?
 そして、普段なら実名は載せずに、わざとぼやっとした文を書いていますが、今日は、検索に
引っかかってもよいさぁ…で、実名で書いてみました。
 私のブログ、おかげさまで、検索の上位によく引っかかるのよ…

 あと、今日、買い物していて、教え子の「しん」くんのお母様にお目にかかって、本人の就職の件をきき、
 「あら、先生、何歳になったの?
 あぁ、そう、まだ一人なの。まだ、良いことあるよ」って、言われて
 「は・は・は」の一日の終わりとなりましたこと、ご報告申し上げます。
 
PR
1191  1190  1189  1188  1185  1183  1181  1180  1179  1178  1177 
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[02/16 コトタマ学]
[02/18 たかこー]
[02/03 繭墨]
[12/09 ふくだ]
[12/03 ジャージ姿の聖徳太子]
最新TB
プロフィール
HN:
ふる
HP:
性別:
男性
職業:
公務員
趣味:
読書
自己紹介:
久しぶりに、変えてみました。そ、プロフィールは、facebookで…こっちも、リンクしてみました。ちなみに、今、コメントは、書いてもらっても、すぐには、反映しません。こちらで、見て、公開するか決めています。ので、コメント書き込んでもらうと非公開なダイレクトメッセージになります。
バーコード
ブログ内検索
最古記事
P R
カウンター
アクセス解析
忍者アド
忍者アド
忍者アド
Admin / Write
忍者ブログ [PR]