久々に、我が、「盛岡第一高等学校」について、ウィキペディアで見てみた。
　相も変わらず、出身の有名人を見てみた。
　この前あった、同級生のピアニスト「松岡淳」くんやガンラーザーの「廣嶼文樹」くんはまだ、載っていなかった。

　やはり、同級生では、小説家「佐藤亜有子」さんのみ。

　彼女と学年が同じだとは、後々気がついた。
　ってか、同じ教室にいたということは、友達に言われて気がついた。
　そう、確かに同じ教室にいた。
　ただ、それほど、話したことがないのだった。

　で、今日は、これで墜ちた。
　ウィキに説明が載っていた。

佐藤亜有子「花々の墓標」

　性的虐待を受けているという小説らしい。
　これは、どうも彼女自身を書いた小説らしい。

　amazonのレビューを見ると、彼女の姉が、同様な虐待を受けていたのを知るのが高校３年生の時とある。

　そう、それは、私たちが、高校３年生の時ということである。

　つまり、彼女と同じ時間を同じ空間で過ごした自分をちょっと、重ねてしまったのだ。

　あの頃、教室をはちゃはちゃと動いていた私と何とも落ち着ききった女子高生。

　あぁ、って思って、結構、考えた。
　それを思って、今日は、相当、墜ちてしまった。

　当然、即、本を注文した。

　もしかして、あの頃の自分たちは、彼女にどう映っていたのだろう？
　どんな気持ちで、一緒の空間にいたのだろう？

　本の題名は「花々の墓標」。

　今年の全校合唱で取り組んでいる歌は「 花は咲く」。

　今日は、その合唱練習があった。

　同じ「花」。
　どちらも悲しい花。なのかな？

　彼女が亡くなって、しばらく経ったなぁ…

　なんて、墜ちていた今日。月曜日。