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徒然なるままに、書き記します。
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さて、昨日、ツイッターでこんなことを書いた。

地上波で放送されていた、映画「ツナグ」見てポロポロ泣けたよう…
特に女子高生の二人の関係を見ていたら、うっ…感じ。
こんな解釈がネットで載っていた…

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10121401625

… …

 この「ツナグ」は、辻村深月の連作短編小説を原作にした映画だそうだ…

http://www.tsunagu-movie.net/index.html
 主人公の「ツナグ」が、死者をもう一度だけ、あの世から連れてきて、一夜限りの合わせてくれるというもの…
 主人公の「ツナグ」はあの世とこの世をつないでいる。

… …

 見た後、思ったのが…

 一度、死という別れという悲しみと向き合ったのに…
 さらに、また、別れる悲しみをもう一度むかえるのが分かっていてまで会いたいという人はいるの?
 という悲しみ…切なさ…やりきれなさ…矛盾?

 実際、そこから逃げてしまおうという人も出てくるが、結局、会って、良かったと言う。

… …

 会った多くの人が、この世で相手に言い残したことがあって、それをそれぞれに伝えたいということ…

 それぞれがそれぞれに気持ちや行動のすれ違いがあって、それをどうにかしたいという感情…

 ちょっと女子高生だけは、それとは違ったかも…

 でも、

 いずれも、それぞれを思ってしたことが、まさにボタンの掛け違いから、うまく、伝わらなかった…

 「ツナグ」は、それこそ、そこをつなげたのかもしれない。

 思ったのは、

 人間、もっと素直に話したりして伝えていれば、誤解などなく、もっとスムーズに生きていけるのに…

 でも、実際はこれが簡単のようで、もっともできないことかもしれない。

 この何とも言えない矛盾を抱えて生きていくのが、人間の宿命なのかもしれない…

… …

 主人公の「ツナグ」が最後、自分の会いたい人は、本当は両親で、自殺の真相を問いたいと思っていたが…
 真相を知りたいという思いを封印しても、彼らを信じたい…って、終わるわけだが…

 これこそが、本来の姿で…

 何か、真実だけに向き合えば、良いのでなく…

 人を信じること…
 そのためには、自分で想像した姿だってかまわないこと。

 本来、これが愛だろうかと思うし…
 そう考えることが、本来、幸せなことだろう…

 深い…

… …

 そうは言っても、人はそれぞれに勝手な解釈をするもので…

 わたしは、女子高生については、

 死んだ女子高生は、復讐のために現れたのでなく…
 
 あの世に行ったことで、この世のわだかまりを無にして、戻ってきたのだと思った。

 わたしは勝手に天に召された人は、リセットされた形で戻ってきて、相手のことを許す力(能力)を携えて、相手に会いに来たと考えたので、ボロボロと涙が出てきたのだよ…

 だから、優しさの上に存在する神のように…
 ただ、優しさとは裏腹に、何かあったら、って、ことで、包丁を持ち、リンゴをむき…
 優しいけど、貴方の出方次第では、悪魔にでもなりますよ…くらいな…

 フロムの「愛について」の成熟した愛の形を見るような思いだった。

 あなたが、真実の許しを求めてわたしに会いに来たなら、貴方を心から許しましょう。
 いえ、そうでなくて、嘘をつかない貴方なら、許してあげても良い。
 まさに、母親的な愛と

 もし、嘘をついてまで、この期に及んでまで、自分を正当化するなら、きっと許さないでしょう。
 考え方が変わらないなら、そんな貴方を愛することはできないのだから。
 これこそ、父親的な愛。

 人は天に召される時には、この世の何かをやり終えて、この世のわだかまりをなくして、去って行くのだろう?

 とか、考えていたら…

 昨日の解釈(上記アドレス)を見ていて…

 復讐しようとしたけど、それが、話を聴いて考えが変わったのだろうって、
 見て、そういう考え方もあるだろうし…
 普通は、そう考えるものかもね…

… …

 この女子高生に絶大な人気があるのが主人公の「ツナグ」。

 見た目も良くて、格好が良いというのが話の感じ…

… …

 確かに、そういうこともあるだろうが…

 ここまで考えると、実に成熟した人間だと感じる。

 彼は、自分のことなど気にしていないのだ。

 相手にどう思われようと、自分の信じることに突き進むのだ。

 まさに、相手が死者と会うことで、幸せになってくれればよい。
 当然、それ自体が幸せであるかは、葛藤しながら…

 そして、見返りも求めず、ただ、ひたすらに、自分のミッションをこなしていく。

… …

 たった、こういう映画見ても、何か考えさせられてしまう。

 正直、わたしは、「桐谷美玲」狙いだったのだがね…

 「桐谷美玲」は、こういった役をさせると本当にはまるよね…

 何にも考えない見た目チャラチャラした女の子だけど…

 本当に、一杯一杯の考えを持って、行動しているんだ…ぞ…
 でも、素直にいろいろ言えないし…

… …

 というものの、人は死んでから、真実が分かったりしても、それはおもしろくない…

 そう、おもしろくないのだ…

 だから、今を精一杯生きることを大事にしないと思った映画だ。
 




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